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自分だけの理想の家を建てるためには、注文住宅を選ぶ方も多いと思います。しかし、注文住宅の費用については不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
- 注文住宅予算の基本知識
- 注文住宅予算の内訳
- 注文住宅の予算をシミュレーションする手順
- 注文住宅の坪数別の予算
- 注文住宅の予算別の建てられる家
本記事では、上記のポイントに加えて、注文住宅の予算削減方法についても解説します。
自分に合った予算から建物の設計・設備を理解することで、より理想に近い注文住宅が建てられます。理想の家を建てるためにも、ぜひ参考にしてください。
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もくじ
注文住宅予算の基本知識
住宅金融支援機構が実施した「2021年度フラット35利用者調査」によると、注文住宅の平均建築費用は3,600万円前後であることが判明しています。ちなみに、建築費とは本体工事費と付帯工事費の合計額です。
もちろん、設備の内容次第で変動しますが、まずは3,600万円程度が平均値であることを踏まえ、物件などを選定していくと良いでしょう。
床面積平均30~40坪(100~130㎡)
住宅金融支援機構フラット35利用者調査(2021年度)から、床面積の平均は100㎡~130㎡(30〜40坪)で全国平均なら128.2㎡と調査結果は出ています。このことから、注文住宅の床面積は一般的に広めの設計といえるでしょう。
そして、注文住宅の場合は自由な設計が可能であるため、広々とした空間だけでなく自分たちのライフスタイルや好みに合わせた間取りも楽しめるメリットがあります。
ただし、床面積や設備に応じて広い床面積や充実した設備を取り入れるためには、それに見合う費用が必要となるため、事前に予算の設定や見積もりの取り方などを十分に考慮しなければなりません。
注文住宅予算の内訳
ここからは、注文住宅に必要な予算を以下の項目に分けて解説します。
- 土地購入費
- 建物本体工事費
- 付帯工事費(別途工事費)
- 諸費用
予算を細かく把握することが、理想の家作りに繋がるため、ぜひ参考にしてください。
土地購入費
注文住宅を建てるには、まず土地を取得する必要があります。ただし、土地の広さや立地などによって価格は大きく異なるため、目当てのエリアの不動産相場をしっかり把握しておきましょう。
参考までに、土地の購入には「仲介手数料」や「登記費用」「印紙税」などの諸費用も発生します。したがって、土地価格より1~2割程度は多く見積もっておくのがおすすめです。
建物本体工事費
建物本体工事費は、注文住宅の大きさやデザイン、構造によって変わります。また、建物の外観や内装、設備にこだわるほど追加費用がかかるでしょう。
たとえば、外壁タイルや、吹き抜けなどの制作、高級設備の導入は特に工事費がかさむため、最初は生活に必要ない要素をすべて削り、後からオプションとして付けていった方が無駄なく設計できます。
付帯工事費(別途工事費)
付帯工事費(別途工事費)とは、敷地内に必要な道路や水道、電気、ガスなどの設備を整えるための費用です。
敷地内に道路を整備する工事費や排水管の引き込み、電気・ガスの配線工事も付帯工事費に含まれており、敷地状況と周辺環境次第で変動します。ライフラインなどに関連する性質上、建物本体工事費と同じく重要な項目です。
諸費用
注文住宅を建てる際は、建物本体工事費や土地購入費などの基本的な費用だけでなく、契約時の諸費用も考慮しなければなりません。
【諸費用の具体例】
- 建築許可申請
- 登記手続き
- 保証料・保険料
- 住宅ローン手数料
- 引越し費用 など
土地の状態によっては、地盤調査や建物状況調査、測量費なども必要となり、計画段階できちんと把握しておかなければ、予算をオーバーする可能性があります。そのため、想定よりも1~2割多めに見積もっておきましょう。
注文住宅の予算をシミュレーションする手順
ここからは、注文住宅の予算シミュレーション手順をチェックしていきましょう。
- 希望エリアの相場・坪単価を調べる
- 建築コストの費用内訳を把握する
- 自己資金を用意する
- 毎月のローン返済可能額を試算する
- 建物と土地代のバランスを検討する
簡単な流れとしては、希望エリアの相場や建築コストの費用内訳を調べ、自己資金を用意し、毎月のローン返済可能額を試算する形となります。
初心者でも簡単に実施できるよう、簡易化しているので、ぜひ参考にしてください。
希望エリアの相場・坪単価を調べる
まずは建設するエリアの土地相場を調べましょう。
ちなみに、建築コストは複数の費用で構成されていますが、その中でも土地代は特に大きなウェイトを占めます。そのため、希望するエリアの土地相場を調べることで、大まかな建築コストの算出が可能です。
さらに、坪単価も把握することで、より詳細な建物本体工事費の予算を立てられます。
坪単価は、建物本体の床面積を1坪(約3.3平方メートル)とした場合の単価で、地域によって大きく異なるため、いくつかの候補地で比較するのもおすすめです。
建築コストの費用内訳を把握する
先ほど触れた通り、建築コストには「土地購入費」「建物本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」などが含まれます。
それぞれの内訳をきちんと把握し、無理・無駄を削ることで、自分の年収などに合った水準となるでしょう。
自己資金を用意する
自己資金を用意するにあたっては、物件購入価格の2割程度を想定しておくと良いでしょう。借入額自体が減少し、毎月の返済額も抑えることが可能です。
ただし、自己資金がなくても、住宅ローンによってはオールインにできるため、あまり預貯金がなくても注文住宅の購入自体は問題ありません。
将来的なキャッシュの必要性も考慮しながら、無理のない範囲で自己資金を準備してください。
毎月のローン返済可能額を試算する
住宅ローンを組む際は、自分たちが許容できる返済額も確認する必要があります。まずは自分たちの収入や支出などを考慮し、毎月返済できる金額の許容額を試算しましょう。
一般的に、許容返済額は年収の30%程度までが望ましいため、その基準に基づいて以下条件で計算してみたいと思います。
- 年収600万円(月収50万と仮定)
- 月収50万円×3%=15万円(月々返済許容額
上記の通り、理論上の許容返済額は15万円ですが、利息やその他のランニングコストも考慮すると、毎月の返済額はもう少し抑えた方が安全でしょう。
次は現実的な月額返済額に置き換えて計算し直し、少しずつ無理のない水準を見つけていってください。
建物と土地代のバランスを検討する
建築計画を進める際、建物と土地代のバランスは非常に重要な要素の1つです。
建物を重視するなら、建物自体の品質や設備に多くの資金を投じることができます。
一方、土地代に重きを置けば、立地条件・状態共に良好な土地が手に入りますが、建物自体はシンプルな作りに収まるため、予算が限られる以上、両者はトレードオフと考えた方が良いでしょう。
参考までに、建築工事費用と土地購入費のバランスは、建築家や不動産業者の意見によって異なりますが、一般的には6:4または7:3程度が目安です。
また、建築工事費用の内訳として、本体工事費:付帯工事費:諸経費は7:2:1が理想的であり、そのバランスを目指すことで無理のない予算が組めます。
【土地あり】注文住宅の予算相場
もし元々土地を持っている場合、全体的な費用をより抑えられるでしょう。
具体的に、土地あり注文住宅の2020年度平均建築費用相場は約3,200万円であり、地域差は少ない傾向です。
ただし、建築費用については、二世帯住宅やコンパクトな平屋など、各個人のコンセプトによって大幅に変動します。したがって、あくまでも3,200万円は中央値程度に認識し、そこから自分に合ったプランを検討するのがおすすめです。
【土地込み】注文住宅の予算相場
既存の土地がなく、注文住宅の費用に含む場合、全国平均的な相場は約4,400万円とやや高額になります。
具体的な内訳は【土地購入費1,760万円・建築工事費2,640万円】となっており、6:4か7:3程度の比率が平均的といえるでしょう。
もちろん、さらに少ない予算でも注文住宅は建てられますが、エリアや設備などで何らかの制限が生まれる可能性があります。
注文住宅の坪数別の予算
ここからは、注文住宅の平均予算を坪数別に見ていきましょう。
- 20坪の家
- 30坪の家
- 40坪の家
本記事で掲載している注文住宅の費用は一般的な相場となります。地域やハウスメーカーによって詳細は異なるため、より詳細が気になる方は直接問い合わせてみてください。
20坪の家の費用相場
20坪は、単身者やカップル、小さな家族に適した広さで、1LDKや1DKなどのコンパクトな間取りが主流です。
一般的には、廊下やスペースを削減して、居住スペースを最大限に活用するデザインが多く、築年数が経過した物件や中古住宅のリノベーション物件としても人気があります。
20坪の家の費用相場は、建築会社や地域によって異なりますが、基本的には以下を目安にすると良いでしょう。
坪単価 | 20坪 | 本体工事費 | 付帯工工事費 | 諸経費 | |
タマホーム | 40万円~ | 約800万円 | 560万円 | 112万円 | 80万円 |
ミサワホーム | 65万円~ | 約1300万円 | 910万円 | 182万円 | 130万円 |
セキスイハイム | 70万円〜 | 約1400万円 | 980万円 | 196万円 | 140万円 |
ただし、上記の金額はあくまでも参考値であり、詳細はハウスメーカーによって異なるため、少し予算が足りなくてもまずは相談してみてください。
30坪の家の費用相場
30坪の家は、3〜4人家族に適した広さで、2LDKや3LDKなどの間取りが主流です。リビングスペースや寝室などの居住スペースに加え、収納スペースや洗面所、トイレ、風呂場などの必須設備を網羅できるでしょう。
坪単価 | 30坪 | 本体工事費 | 付帯工工事費 | 諸経費 | |
タマホーム | 40万円~ | 約1200万円 | 840万円 | 168万円 | 120万円 |
ミサワホーム | 65万円~ | 約1950万円 | 1365万円 | 273万円 | 195万円 |
セキスイハイム | 70万円〜 | 約2100万円 | 1470万円 | 294万円 | 210万円 |
30坪の家の費用相場は上表の通りで、最低でも1,200万円は必要となります。ただ、20坪より本格的な家が建つので、相応の価格帯といえるでしょう。
40坪の家の費用相場
40坪の家は、4〜6人家族に適した広さで、3LDKや4LDK、5LDKなどの広々とした間取りが多い印象です。
リビングスペースや寝室、キッチンなどの居住スペースだけでなく、書斎やワークスペースなどのオプションも設置が可能。家族同士のプライバシーにも配慮した家が建てられるので、快適な住環境を作り出せるでしょう。
40坪の家における費用相場は以下の通りです。
坪単価 | 40坪 | 本体工事費 | 付帯工工事費 | 諸経費 | |
タマホーム | 40万円~ | 約1600万円 | 1120万円 | 224万円 | 160万円 |
ミサワホーム | 65万円~ | 約2600万円 | 1820万円 | 364万円 | 260万円 |
セキスイハイム | 70万円〜 | 約2800万円 | 1960万円 | 392万円 | 280万円 |
一方、40坪クラスにもなると、光熱費などのランニングコストも高額になりがち。
より安全に住宅を購入するためにも、坪数が大きい時は目の前の建築費用だけでなく、将来発生する出費についても想定しておきましょう。
注文住宅の予算別の建てられる家
坪数の次は、予算別に建てられる家を解説します。
- 1,000万円台
- 2,000万円台
- 3,000万円台
- 4,000万円台
自分の想定予算と照らし合わせながら、より具体的に予算を固めていきましょう。
注文住宅予算1,000万円台
建築費が1,000万円台の場合、シンプルなデザインの家を建てることができます。コストを抑えながらも、基本的な住宅設備は揃えられるため、居住後も大きな不自由を感じることはないでしょう。
具体的には、ベーシックな間取りで必要最低限の設備を備えた家や、木造住宅などの軽量な構造の家が挙げられます。
しかしながら、一般的には低予算に分類されるだけに、一部の設備や内装を妥協しなければならないことも多いため、事前に優先度を明確にしておくことが大切です。
シンプルなデザインの戸建て
1,000万円台でも、シンプルなデザインに収めれば十分建築できます。
ただ、この予算では外観の豪華さより、機能性や使い勝手を重視する必要があり、余分な装飾やデザインアイテムは基本的に付かないと思った方が良いでしょう。
無論、基本的な住宅設備はしっかり備えられるため、生活の快適性については心配不要です。
注文住宅予算2,000万円台
2,000万円台の予算が組めれば、家の広さや設備の質を数段階アップさせられるでしょう。
「3LDKから4LDKへの拡大」「キッチンやバスルームなどのグレードアップ」も可能となり、外観にもこだわりを持たせることで、よりマイホームらしさを演出できます。
さらに、省エネや耐震性能に関わる設備にも、より高機能な製品を選ぶことが可能です。
一部豪華なポイントのある戸建て
注文住宅の予算が2,000万円台の場合、一部に豪華なポイントを取り入れたデザイン性の高い家を建築することができます。
高級なキッチンやバスルーム、床暖房やエアコンなどの設備がある家が代表的であり、お洒落な外観や内装、広いリビングルーム、ガレージなども追加が可能。
ただし、一部豪華なポイントを取り入れるには、まだ他の部分でコストを削減しなければならない予算ラインではあります。
注文住宅予算3,000万円台
3,000万円台の予算があれば、広々としたスペースや充実した設備など、一般的な希望をほぼ満たせるでしょう。
よほどバランスが偏らなければ、住宅設備全体に予算を割り振れるので、理想の注文住宅を建てる目安とも言えます。
平均的な希望が叶う戸建
注文住宅予算3,000万円台なら、平均的な希望が叶う戸建てを作れます。
広いリビングルームや子供部屋、書斎などを備えつつ、水回りにも予算を回せるため、満足度の高い家づくりが行えるでしょう。また、装飾が施された外観や庭園など、外観にもこだわることが可能です。
注文住宅予算4,000万円台
4,000万円台の予算がだせれば、ラグジュアリーな注文住宅を建てられます。
高級な素材や安全設備の採用により、見た目だけでなく実用面でも快適な生活空間が実現するでしょう。
ただし、メンテナンス費用が高くなり、光熱費などのランニングコストも高額になりやすいため、土地・建物代以外にも考慮するべき費用が増える点に注意しなければなりません。
こだわりが詰まった戸建て
建築費が4,000万円台となると、こだわりを凝らせる部分が増えてきます。
高級素材を使用した外壁や内装、天井高の高い部屋など、細かい部分まで作り込むことが可能となり、庭やプールといった家族で楽しめるスペースも設けられるでしょう。
屋外スペースにウッドデッキを作るケースも多く、バーベキューなどのレジャーを自宅で楽しみたい方におすすめです。
注文住宅の予算の削減方法
ここからは、注文住宅の予算を削減する方法を解説します。
- 設備・資材を使い分ける
- 複雑なデザインは避ける
- 壁を減らす
- 水回りをまとめて配管工事費を節約する
少しでも理想の家づくりが行えるよう、ぜひ参考にしてください。
設備・資材を使い分ける
設備や資材にメリハリをつけることで、予算を抑えることができます。
まず、高価な設備や資材は必要最小限に留め、代替可能なものは安価なものを選ぶのがおすすめです。特に、キッチンやバスルームは高額な設備が多いので、必要最小限の機能に留めれば大きくコストを削れます。
また、ローコストな資材を指定するのも効果的であり、使い方次第では十分高級感を演出できるでしょう。高価なものにこだわる必要はないので、代替可能なものを選ぶように意識してみてください。
複雑なデザインは避ける
住宅の見た目や居心地のよさを追求したいと思うのは自然なことですが、複雑なデザインは予算を高額にする代表的な要因です。
複雑なデザインには設計や施工にコストがかかり、最悪の場合予算オーバーを引き起こす可能性があります。
対して、シンプルなデザインにすれば施工期間の短縮に繋がり、建築コストも抑えられるでしょう。また、将来的なメンテナンスやリフォームを考慮すると、シンプルデザインの方が手入れしやすいため、建物の寿命を延ばすメリットもあります。
壁を減らす
壁を減らすことで建築面積自体が減少し、材料・工事費の節約に繋がります。
さらに、空間をより広く見せることで、開放的な居住空間が手に入るメリットもありますが、壁が減りすぎることによる構造的な問題には注意しなければなりません。
また、防音性なども損なわれる可能性があるため、居住後の使い方も想定しながら設計しましょう。
水回りをまとめて配管工事費を節約する
注文住宅の予算を抑えたいなら、水回りをまとめて配置するのもおすすめです。キッチン・浴室・トイレなどをまとめて配置することで、配管工事費を大幅に節約できるでしょう。
さらに、配管本数が減ることで、水道トラブルなどのリスクも軽減され、将来的なメンテナンスやリフォームも行いやすくなるメリットがあります。
注文住宅の予算に関するQ&A
ここからは、注文住宅の予算に関する質問を解説します。
スムーズに購入できるよう、しっかり押さえておきましょう。
注文住宅の予算の決め方は?
予算を決めたい場合は、以下のシミュレーションの流れを覚えておきましょう。
- 希望エリアの相場・坪単価を調べる
地域によって物件価格が異なるため、まずは希望するエリアの相場や坪単価を調べます。不動産情報サイトやハウスメーカーのサイトなどを利用して、現在の市場価格や建築費用の相場を確認しましょう。 - 建築コストの費用内訳を把握する
住宅を建てる場合、建築コストは本体工事費、付帯工事費、諸経費の3つに分かれます。これらの費用内訳を把握して、建築費用を正確に算出しましょう。 - 自己資金を用意する
住宅を購入する際には、一定の自己資金が必要となります。また、諸費用として、登記費用や引っ越し費用、住宅ローンの繰り上げ返済費用などもかかるため、これらも含めて必要な自己資金を把握しておきましょう。 - 毎月のローン返済可能額を試算する
住宅ローンを組む際には、毎月の返済額を考慮する必要があります。収入や支出を考慮し、自分が毎月返済可能な額を試算しましょう。また、長期間にわたる返済になるため、将来的なライフプランも考慮して、返済プランを作成することが重要です。 - 建物と土地代のバランスを検討する
土地を購入する場合、建物代と土地代のバランスを検討する必要があります。例えば、土地代が高い場合には、建物をシンプルにする、住宅ローンの返済期間を長くするなどの対策を検討することができます。
家(うわもの)の値段相場は?
家(住宅)の値段相場は、さまざまな要素によって変動します。一般的には、家の床面積や間取り、建築材料の種類、設備クオリティなどが代表的であり、デザイン料や施工管理費、建築確認申請費用が必要になるケースもあるでしょう。
大まかな相場はハウスメーカーごとの坪単価と施行面積で算出できますが、設計やコンセプトによって異なるため、都度見積もりを依頼するのがおすすめです。
注文住宅の予算をオーバーする原因と削る方法は?
注文住宅の予算をオーバーしてしまう原因には、以下のようなものがあります。
- 設備や内装の変更
注文住宅は自分たちの好みに合わせて設備や内装を変更できますが、その変更によって予算をオーバーしてしまうことがあります。 - 土地の条件
土地の形状などが変則的な場合は、建築のために別途加工が必要となり、追加コストが発生します。 - 工事の条件
建物を建てる場所や条件によって、建築に必要な工事費用が変わることがあります。たとえば、山間部や海岸部などは地盤改良などが必要になり、追加費用がかかる傾向です。
予算オーバーを回避するには、上記を意識しつつ、自分の優先順位に基づいて条件を設定しましょう。
注文住宅の予算がオーバーしたら解約できる?
注文住宅の予算オーバーによる解約は、ハウスメーカーとの契約内容によって対応が異なります。
一般的に、契約後は違約金が発生することがほとんどなので、あらかじめしっかり打ち合わせを行い、予算内でプランを立てることが大切です。
ただし、契約後でも違約金を減額したり、再調整できるケースがあるため、ハウスメーカーにしっかり聞いておきましょう。
土地ありなら1000万円で新築の家を建てることはできる?
土地がある場合、1,000万円の予算で新築の家を建てることは可能です。ただし、建築費用の内訳を把握し、予算を調整する必要があります。
具体的な内訳は以下の通りであり、1,000万円ではシンプルなデザインと安価な素材を使わなければすぐ予算オーバーしてしまうでしょう。
- 土地の購入費用
- 建築設計費用
- 建築材料費用
- 工事費用
- その他諸費用 など
また、事前にハウスメーカーに相談して、プランニング段階から予算を考慮した設計を心掛けてもらうのもおすすめです。
まとめ
本記事では、注文住宅の予算内訳や予算別の実現可能な家を解説してきました。
注文住宅は、希望やライフスタイルに合わせて自由にデザインできる魅力がありますが、しっかり予算を計算しておかなければ簡単にオーバーしてしまいます。
建築コストの内訳を把握しつつ、不要な高級設備を安価なモデルに切り替えるなどして、少しでも予算内に収められるようにしましょう。
また、家づくりのプラン作成を検討している方には「HOME4U 家づくりのとびら」がおすすめです!
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