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住宅を購入するときに検討しなければいけないことはたくさんあります。
購入希望エリア、立地、周辺環境・・・。どれも購入後の住み心地に大きく影響してくるものばかりですが、なかでも間取りは最も大切な検討事項のひとつです。
建築前の状態から、間取りを想像して購入後の生活をイメージすることは夢がふくらみますが、実際にどのような使い心地になるかについて考えることは難しいものです。
間取をチェックするときには、以下のようなポイントを押さえて検討してみるとよいでしょう。
- 周辺環境と窓の位置
- 階段の勾配と幅・位置
- 収納スペースの大きさ
- リビングや水回りの位置
今回は、建売住宅を購入する際の間取りについての考え方について掘り下げてみましょう。
注文住宅に比べて建売住宅は間取りの自由度が低いことは否めませんが、そのぶんリーズナブルな価格で一戸建てを購入することができるというメリットがあります。
間取りについて悩んでいる人は、ぜひ今回のコラムを参考にしてみてください。
また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要なことをお伝えします。
「夢のマイホーム」という言葉は、誰しもがワクワクさせる響きを持っています。
しかし、その夢の実現には、大きな落とし穴が潜んでいることをご存知ですか?
「一生に一度の買い物だから…」と、住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、絶対に知っておくべき重要なことがあります。
それは、情報収集の重要性。
多くの人が、理想の家に胸を膨らませ、住宅展示場へと足を運びます。
「とりあえず見てみよう」という軽い気持ちで。しかし、そこにこそ危険が潜んでいるのです。
モデルハウスの洗練された空間に魅了され、営業マンの巧みな話術に乗せられてしまう…。
そして、深く考えずに契約を交わしてしまうケースが後を絶ちません。
その結果、何が起こるのでしょうか?
「こんなはずじゃなかった…」
理想とはかけ離れた家が完成し、何百万円、場合によっては1,000万円以上の損をしてしまうケースも少なくありません。
「もっとしっかりと比較しておけば…」
そんな後悔をしないために、家づくりを始める前には、出来るだけ多くの住宅メーカーからカタログを取り寄せることをおすすめします。
なぜカタログ集めが重要なのか?
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価格交渉を有利に: 複数のメーカーから見積もりを取ることで、価格競争が生まれ、数百万円単位で費用を抑えられる可能性がある。
「情報収集は面倒くさい…」
そう思う方もいるかもしれません。しかし、大切な家族と一生を共にする家のために、少しの時間と手間を惜しむべきではありません。
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それでは解説をしていきます。
【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
もくじ
建売住宅に多い間取り
建売住宅にはどのような間取りが一番多いのでしょうか。
マンションの場合、振り分け式と呼ばれる細長い間取りが圧倒的に多いですが、建売住宅の場合土地の形や面積によって様々な間取りがあります。
そのため、同じハウスメーカーの売り出している建売住宅であっても、立地が異なれば間取りの特徴も異なるということがあるのです。
建売住宅に多い間取りは圧倒的に4LDK
大手住宅メーカーの調査によると、建売住宅は4LDKの間取りが圧倒的に多いそうです。
構造上建売住宅は2階建てあるいは3階建てのために、マンションと同じ床面積でも部屋数を取りやすいということが大きな理由です。
また、せっかく一戸建てを選ぶ以上は、部屋数を多くしたいという消費者のニーズをつかむためということもあるでしょう。
3LDKか4LDKか生活に合わせた間取りを
建売住宅の間取りについて、3LDKが良いか4LDKが良いかについては、家族構成やライフスタイルによって異なります。
最近では、リモートワークが定着している会社も多いことから、仕事場として一部屋確保したいという人も多いと思います。
また、仮に一部屋使わない部屋があったとしても、作業場や物干し場、物置などに使う人もいます。
一方で、広めの3LDKとして開放的なリビングを楽しんだり、ベランダとの一続きの空間を作ってベランピングなど非日常感を味わったりする人も最近では増えてきています。
どちらの間取りが良いかは、家族で話し合いながら決めるとよいでしょう。
子どもの数や成長に合わせた間取り
また、子供の数や成長に合わせて、必要な間取りは変わってきます。
赤ちゃんや乳児がいる家族にとっては、開放感のある広いリビングでキッチンから隅々まで目が届くような間取りが理想的ですが、子供が小学校に入るようになると勉強部屋が必要になってきます。
一戸建てはマンションに比べて壁を作って部屋数を増やすようなリフォームはしやすいですが、それでも購入時に将来的なことを考えながら間取りを選ぶに越したことはありません。
ライフスタイルが変わってもすべての空間を活用できるような間取りの建売住宅を選びましょう。
間取りの自由度が少ないことについての考え方
建売住宅の場合、あらかじめ設計された間取りのものを選ぶために注文住宅よりも自由度が少ないことは否めません。
中には、いくつかの間取りプランを用意している建売住宅もありますが、それでも希望にぴったりの間取りになるとは限りません。
実際に建売住宅の購入を検討するときには、このデメリットをどのように考えたらよいのでしょうか。
実は間取りで悩むことは少ない
インターネット上の口コミを見ると、建売住宅を購入した人の間取りの選び方で失敗したという経験談が見つかります。
しかし、これは「そのような人もいる」という程度のもので、実際には間取りで悩むことは少ないのです。
マンションと同じく、一戸建てについても人気の間取りがあります。
1年間に数千戸の住宅を供給しているハウスメーカーもあるぐらいですから、どのような間取りに人気があって住み心地がよいかということについては膨大なデータが蓄積されているのです。
その実績と経験に従って設計された間取りには、生活動線や日当たり、風通しなどについての配慮が反映されています。
収納の多さ、部屋の広さなど細かな違いについては、土地の形や床面積の制限を受けますが、間取り自体はその土地に最適な設計がなされているのです。
注文住宅にしなければならないほどのこだわりがあるか
それでも、間取りの自由度のなさという理由で建売住宅か注文住宅かに悩んでいるならば、どこかこだわりの間取りがあるのかについて改めて考えてみるといいでしょう。
人によっては仕事場に作業スペースが必要だとか、天井が3m以上必要だ、などといった譲れないこだわりがあるかもしれません。
それを実現するためには注文住宅にするしかないのであれば、やはり注文住宅を選択すべきでしょう。
しかし、妥協できるぐらいのこだわりならば、リーズナブルな建売住宅にしたほうが良い場合もあります。
資金に余裕が生まれた分については家具やオプション工事に回した方が、結果的に希望に合った住宅を手に入れることができたという例も散見されます。
増築やリノベーションは難しいことも
一戸建てを購入するときには、将来の増築や間取り変更などの大規模なリフォームを視野に入れて検討することがありますが、建売住宅の場合にはそれが難しいこともあります。
これは、注文住宅の場合にもありうることですが、特に建売住宅の場合には、設計時に建物の延床面積を目いっぱいとろうとするために、法律で定められた延床面積(建ぺい率・容積率)の上限ぎりぎりになりがちです。
このような設計で建築される場合には、定められた建ぺい率、容積率を超える増改築を行うことはできません。
また、特にツーバイフォー(2×4)工法の建売住宅の場合には、壁で建物を支えるような構造になっているために、取り払うことのできない壁が存在します。
そのため、工法によっても間取り変更が制限されると考えておいた方がよいでしょう。
優先順位をつけて考える
建売住宅にしても注文住宅にしても、自分の希望にぴったりの間取りにすることは難しいものです。
どれが譲れない条件なのか、しっかりと優先順位をつけて間取りを選択することが大切になってきます。
特に建売住宅の場合には、売り出されてから申し込みが埋まるまでの期間が短いことが多いことから、検討する期間もそれほど長く取ることはできません。
あらかじめ、希望する間取のイメージを決めておいて、細かな点については妥協することも必要です。
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建売住宅の間取りのチェックポイント4選
では、建売住宅を購入するときの間取りのチェックポイントを4つ紹介します。
「建売住宅」といっても、建ててから販売されることはまれで、多くは建築中の段階から申し込みを取り始めます。
したがって、購入者にとっては、1階、2階、3階の間取りを想像して、周辺の建物や障害物などを見ながらどのような間取りになるかをチェックしなければなりません。
近くにある建物の1階と2階の境目や窓の位置を参考にして高さをイメージし、以下のチェックポイントを確認していくとよいでしょう。
周辺環境と窓の位置で採光をチェック
建築前と建築後のイメージで最もずれが生じやすいのが、日照や風通しに関することです。
建物の高さはイメージしにくいことから、3階の窓がどの辺にくるのかがわからないということはよくあります。
完成後に内覧してみると、隣の家の窓が目の前にあった、電線が目の前だった、など事前のイメージと違うことがよくあります。
特に区画分けされた分譲住宅の場合には、これから建築される隣の家の影響がどの程度なのかということはよくチェックしておく必要があります。
道路付けと土地の形状の関係で、南側が隣の区画の土地ということもあります。
その場合には、南側からほとんど採光がとれないということもありますので注意が必要です。
その他、周辺環境に関することでは、隣地のエアコンの室外機や駐車スペースの位置、隣地に建築予定の建物の窓の位置については、採光のほか騒音にも関わってきますので念入りにチェックしましょう。
階段の勾配と幅・位置をチェック
特に狭小住宅の場合には、階段のスペースをできるだけデッドスペースにしないために、勾配をきつくしたり、幅を狭めたりすることがあります。
あまりに急な勾配だったり上りにくいらせん状の階段だったりすると危険ですし、また年齢を重ねるにつれて2階に行くのがおっくうになってきます。
子供が一人暮らしを始めたころには2階が物置になってしまったということにもなりかねません。
購入予定の住宅の階段の勾配がどの程度なのか、モデルルームなどで確認してみるとよいと思います。
収納スペースの大きさや位置をチェック
一戸建ての住宅は一般的にはマンションよりも収納スペースが多めですが、土地の形状によっては、部屋にしにくい形状の部分を収納スペースにしていることがあります。
この場合、間取り図では十分なスペースが確保されているように見えても、実際にはあまりモノが置けない収納スペースだったということもあります。
また、部屋数を多くして一つ一つの部屋の大きさを小さめにすると、ドアの開閉やクローゼットの扉の開閉のためのスペースには何も置けないことから、意外にベッドの向きや置き場に困ることもあります。
一戸建てだから収納は安心、という思い込みは危険です。
しっかり間取図をチェックしましょう。
リビングや水回りの位置をチェック
最近の建売住宅はかなり設計面の配慮が行き届いており、生活動線に合わせた設計になっていることが多いと思います。
しかしそれでも、特に狭小住宅の場合には、無理のある間取り設計になっていることがあります。
例えば、水回りを1階に集約しキッチン・ダイニング、洗濯機置き場、バストイレが1階になっているような住宅を考えてみましょう。
この住宅では、洗濯をするたびに物干しのために二階にあがらなければならず、またお風呂に入るときには着替えを二階にあがって取りにいかなくてはなりません。
そのような生活動線がライフスタイルに合っているかという点については、家族で話し合いながらイメージしてみることが大切です。
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まとめ
建売住宅を購入するときに間取りに悩む人は多いと思います。
しかし、土地の大きさや向きは土地によって異なり、その土地に適した間取りのパターンというのはそう多くはありません。
また、多くの建売住宅はその土地に最も適した建物の間取りを設計しています。
その間取りが希望に合わないのであれば、別の建売住宅を探すということも一案です。
気に入った立地の物件が見つかったならば、今回紹介したチェックポイントに従って間取りを確認していきましょう。
事前に優先順位をつけて検討していけば、早期に購入の決断ができると思います。
さまざまな間取りの住宅を実際にモデルルームなどで体験してみて、自分に合った間取りの建売住宅を探してみてください。
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